KPI管理は難しい?その原因は多忙か意識の問題か

  • KGI

営業職・経営者を対象に行われた調査において、KGI(Key Goal Indicator:経営目標達成指標)とKPI(Key Performance Indicatr:重要業績指標)を100%管理できているのは2割程度であるという結果が明らかになりました。

このコラムを読んでいるみなさんも、同様の課題をお持ちではないでしょうか?
そこで本コラムでは、KGI・KPI管理の課題と原因、また解決に役立つツールをご紹介します。

なお、本アンケートの後半に関する内容はKGI・KPIの見える化、営業職・経営者共に約半数が「できていない」をご覧ください。

関連記事:KPI(重要業績評価指標)とは?KGI・CSF(KSF)との違いや意味・設定方法を解説

「KGI・KPI管理」に関する調査の概要

今回ご紹介する内容は、以下の調査を元にしています。

調査概要:「KGI・KPI管理」に関する経営者と営業職の意識比較調査
調査方法:IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査
調査期間:2023年3月17日〜同年3月22日
有効回答:アナログな手法(紙・エクセル)での営業管理を行っている、従業員数20名〜100名規模の企業の、営業職103名と経営者104名
※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはなりません。

対象者は営業職と経営者であり、それぞれの回答を比較しています。

関連記事:KPIの設定におけるCSFの意味・役割とは?KGIを達成する手法も紹介

KGI・KPI管理を100%入力できているのは2割以下

Q1.あなたは、自身/社員がKGI・KPI管理を100%入力できていると思いますか。の回答

「Q1.あなたは、自身/社員がKGI・KPI管理を100%入力できていると思いますか。」という質問に対し、営業職(n=103)は「非常にそう思う」が4.9%、「ややそう思う」が12.6%、経営者(n=104)は「非常にそう思う」が6.7%、「ややそう思う」が11.5%という回答でした。

営業職も経営者も「非常にそう思う」「ややそう思う」と回答した割合はほぼ同じです。

また、営業職では「そもそもKGI・KPI管理を行っていない」が38.8%、「わからない/答えられない」が21.4%と、ほぼ6割を占めています。このことからも、KGI・KPIの管理がされていないという現状であると考えられます。

では、KGI・KPI管理が100%入力されていない理由として、営業職と経営者とではどのように考えているのでしょうか?

KGI・KPI管理を100%入力できていない理由

Q2自身/社員がKGI・KPI管理を100%入力できていない理由を教えてください。(複数回答)の回答

Q1で「あまりそう思わない」「全くそう思わない」と回答した方に、Q2で「自身/社員がKGI・KPI管理を100%入力できていない理由を教えてください。(複数回答)」と質問。主な回答は以下のようになりました。

営業職(n=23)

  • 「業務が忙しくて後回しになる」39.1%
  • 「入力が複雑で面倒」34.8%
  • 「入力しても活用されない」26.1%

経営者(n=43)

  • 「KGI・KPIに対する意識が低い」55.8%
  • 「業務が忙しくて後回しになる」39.5%
  • 「入力しても活用されない」39.5%

どちらにも共通の内容「業務が忙しくて後回しになる」に関しては、業務を減らすことは難しいかもしれませんが、入力すること負担を減らして改善できる可能性があります。これは「入力が複雑で面倒」の回答にも通じます。

共通な項目のもう一つである「入力しても活用されない」は、集計・共有にも手間がかかりどうしても後回しにされがちであると考えられます。

経営者では「KGI・KPIに対する意識が低い」が半数以上を占め、重要性が社内で浸透していないというのも大きな課題としてあるようです。

これらの課題をまとめると、3つに集約できます。

  • 入力自体が複雑であったりと負担になっている
  • 入力されたKGI・KPIの集計がされず、活用されていない
  • KGI・KPIが社内に浸透していない

ではこれらの課題を解決するにはどうしたらよいでしょうか?次の章でご紹介します。

KGI・KPI管理をスムーズにするには?

課題解決の見出し画像

調査の結果から、KGI・KPI管理ができていない理由が明確になりました。ではこの課題を解決する方法をご紹介します。

KGI・KPIを見える化する

まず大切なのは「見える化」することです。

「見える化」とは、営業活動の状況を可視化することであり、営業プロセス、営業目標、営業担当の活動状況などを把握し、改善を図ること。意識しなくても常に目に入るような状況であることが大切です。

「KGI・KPIに対する意識が低い」のは、意識の問題ではなく環境が要因であることがほとんどです。

一度説明したから大丈夫だろう、ではなく、チームや部署などで常にKGIとKPIを確認・意識するように環境を整えましょう。

ツールを導入する

KPIの管理に紙や表計算ツールを利用している方は多いと思います。

しかし、入力が続かない、負担になる、というときにはツールの導入を検討しましょう。

ツールを用いれば集計もツールがしてくれるので、入力と集計の手間を大幅に減らすことができます。

費用はかかりますが、それまでかかっていた時間や精神的ストレスも軽減してくれるので生産性向上が期待できます。

ただし、新しいツールを導入することで逆に負担になる場合もあるので、どのようなツールを選ぶかはとても重要です。ツールの選び方についてはこちらのコラムをご覧ください。

関連記事:KPI管理ツールの選び方!大事なポイント3選

KPI管理におすすめなツール「mieru」

mieruメインビジュアル

「mieru」はシンプルで誰でも使いやすいKPI管理ツールです。

KPIも進捗も売上も、mieruでかんたんに見える化できます!

直感的に使えるカンタンさがmieruの魅力。KPIの数値の入力からデータ集計、推移の確認まで全て1クリックで、KPI管理の課題である面倒くささを解決します。

まとめ

管理のイメージ

KGI・KPIの管理に関して、ツールを導入していない企業では100%入力できているのは2割以下と非常に少ない現状がわかりました。

その理由は、KGI・KPIが浸透していないという根本的な課題と忙しさや複雑な入力作業など、入力の負担もあるようです。

KGI・KPIが浸透していないのは意識の問題ではなく、KGI・KPIにすぐにアクセスできない環境が要因です。そんなときは見える化を意識してみてください。

そして、忙しくてついKPI管理を後回しにしてしまうのは、実はその入力・集計が負担になっていることが原因の可能性も。その場合は入力・集計の負担を減らすツールの導入がおすすめです。

30日間無料 体験版を試してみる